毎週月曜日と金曜日の午後12時30分~14時まで、予防接種の予約のみ対応しております。
予防接種は予約が必要です。電話で予約して下さい。
来院される時は必ず母子手帳と予防接種手帳を持参して下さい。
なお都合の悪い方は別の曜日や時間帯に予約することもできます。
乳幼児の子供のいるお母さん方は、何度も子供を予防接種に連れて行かなければなりません。
予防接種の種類はたくさんあり、接種回数も複雑です。
このコーナーでは小児が受ける予防接種について説明します。
予防接種には1)定期予防接種と2)任意予防接種の2種類があります。
定期予防接種とは予防接種法に基づいて自治体が実施するもので、大阪市が発行する予防接種手帳に記載されているものです。自治体による公費負担(無料)で受けることができますが、接種対象年齢を過ぎてしまうと公費では受けられませんので注意が必要です。
お母さん世代には実施されてなかったヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、水痘ワクチン、子宮頸がん予防ワクチンなどが定期予防接種に追加され、大変複雑になりました。
標準的な予防接種の受け方の説明中、赤字で記載したものが定期予防接種、緑字で記載したのが任意予防接種です。任意予防接種は有料です。
*ロタウイルスワクチン(2回接種、1回13,000円)
*おたふくかぜワクチン(1回5,000円、2回接種が望ましい)
*インフルエンザワクチン(1回目3,500円、2回目3,000円)
65歳以上の方は公費負担の制度があります
はしかワクチン 5,000円
風しんワクチン 5,000円
水痘ワクチン 6,800円
MRワクチン 9,500円
DTワクチン 3,000円
B型肝炎ワクチン 5,000円
定期予防接種・任意予防接種の種類はたくさんあり、接種回数も複雑です。
このコーナーでは標準的なスケジュールについて説明します。
一応の目安としていただけたら幸いです。
なお大阪市では「BCG」以外はすべて個別接種で、お近くの「かかりつけ医」で接種を受けてください。(BCGは保健福祉センターで実施)
生後2か月を過ぎたらできるだけ早く「ヒブワクチン」と「肺炎球菌ワクチン」を開始します。同時接種することが多いです。4週間毎にそれぞれ3回接種します。同時に「ロタウイルスワクチン」を2回経口接種(ロタリックスの場合)することができますが、ロタワクチンは有料です。
生後3ヶ月を超えたら「4種混合ワクチン」と「B型肝炎ワクチン」を開始します。「4種混合」は4週間毎に3回接種します。「B型肝炎」は4週間毎に2回目接種し、3回目は1回目から5か月開ける必要があります。ただし「B型肝炎」は1歳未満で3回目を終了しなければなりません。
生後6か月前後で「BCG」を保健センターで受けてください。(集団接種はBCGのみで、ヒブ・肺炎球菌・4混ワクチンをそれぞれ3回接種が終わってから受けられることが多いです。)
特に1歳未満での予防接種は数多く、同時接種など「かかりつけ医」の説明を受けてください。
1歳を過ぎたら「MRワクチン(はしか・風しん混合ワクチン)」、「水痘ワクチン」の1回目をできるだけ早く受けてください。MRワクチンは2歳を過ぎると公費では受けられませんので注意してください。
次に「ヒブワクチン」「肺炎球菌ワクチン」「4種混合ワクチン」の追加接種があります。それぞれのワクチンは3回目と追加接種(4回目)までの間隔が異なっていますので、「かかりつけ医」の説明を聞いてください。
「水痘ワクチン」は3歳までに、「MRワクチン」は小学校就学前の1年間に2回目を接種することになっています。
「おたふくかぜワクチン」は1歳を過ぎると接種できますが、任意接種で有料です。
3歳になったら「日本脳炎ワクチン」を受けてください。1~4週の間隔で2回接種します。2回目の接種から6か月以上の間隔(標準的には概ね1年後)で追加接種(3回目)を受けます。この3回の接種を日脳ワクチン1期と呼んでいます。
②で記載しましたが、小学校入学前の1年間(幼稚園の年長さんに相当)に「MRワクチン」の2回目接種があります。3月31日までが期限ですので忘れないでください。
またこの時期に母子手帳を見て、「4種混合ワクチン」「日脳ワクチン」の接種歴を確認してください。この2つのワクチンについては未接種分を7歳半まで受けることができます。
「日脳ワクチン第2期」(9歳から13歳未満)、「DTワクチン(ジフテリア・破傷風混合ワクチン)」(11歳から13歳未満)を受けますが、該当時期に大阪市立の小学校では学校からお知らせがあります。
小学校6年生(女子のみ)になると「子宮頸がん予防ワクチン」を3回受けますが、ご存じのようにこのワクチンによると思われる副反応(けいれん・慢性疼痛)のため、積極的勧奨が控えられています。